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サイダス技術者ブログ

【#MSIgnite】Building enterprise capable serverless applications

サイダス吉田真吾@yoshidashingo)です。

Microsoft Ignite に参加しています

Azure Functions のアップデートについて

セッションの前に、Igniteにおいて発表された Azure Functions 関連のアップデートを

Premium Functions (GA)

Azure Functions の PremiumプランがGA。

  • Virtual Networkingサポート:インターネット経由でないVNet経由での接続をサポート
  • 実行時間制限が60分に延長
  • プレウォーミング済のインスタンスを100インスタンスまで指定可能に
  • デプロイスロットのサポート:デプロイ済みの関数をスワップ可能
  • PythonとLinux OSのサポート
  • サポートするリージョンの拡張

azure.microsoft.com

PowerShell サポート(GA)

タイマーや各種トリガでタスク自動化をするためにPowerShellをサポート

azure.microsoft.com

.NET Core 3 サポート (プレビュー)

azure.microsoft.com

Python 3.7 サポート (GA)

Python 3.7 をサポート。さらに Azure Functions Core Tools と Visual Studio Code を使えば、ローカルでパッケージしなくても、リモートにpushすればビルドしてくれる。

azure.microsoft.com

Durable Functions 2.0 (GA)

関数間のオーケストレーションやステート管理が可能な Durable Functions がバージョンアップ。 C# と JavaScript をサポート。

azure.microsoft.com

Azure Monitor Logsとの統合 (Public Preview)

Azure FunctionsのログをAzure Monitor Logsに遅れるようになったことで、Azure Monitor Logs側からログデータのさまざまなルーティングが可能になった。

azure.microsoft.com

Building enterprise capable serverless applications

さて、本題。

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https://myignite.techcommunity.microsoft.com/sessions/81605

冒頭、日本の事例でFUJIFILMさんが紹介されてました。

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サーバーレスの市場は今後も拡大傾向。

サーバーレスは単にFaaSを使ったプログラミングに限らない、Azureではさまざまなサーバーレスのコンポーネントが用意されている。

また、すでに上で書いたようにサポート言語や実行環境も増えている

特にPremium Functionsではインターネット経由ではない同一仮想ネットワーク上(社内ネットワークの拡張)で関数の実行ができる(たとえばHTTPトリガ)

ということで、エンタープライズがサーバーレスに向かっていくうえでのハードルはもうない。

すべてはサーバーレスになる